IRORIOより
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1877年から犬や猫の保護活動を行っているThe Society for the Prevention of Cruelty to Animals Los Angelesが、「犬の避妊手術をしない最悪な10の言い訳」を発表した。
飼いきれなくなった犬が捨てられ、処分されている現実を見ている団体ならではの辛口な意見だが、犬の命に責任を持つためには無視してはいけないだろう。
犬の妊娠出産を通して子供たちに生命の素晴らしさを教えたい
子犬を育てることではなく、生まれるまでが目的になってしまってはいないか。生命の素晴らしさを伝える手段として、間違っている。
避妊するとペットが太る
ペットの肥満は確かに問題だが、避妊手術をしない言い訳にはならない。獣医に相談をしながら、犬の健康を保つ努力をしよう。
去勢で”男らしさ”を失ってしまう
ペットは”男らしさ”なんて考えていない。
ペットの性格が変わってしまう
避妊手術がペットの性格を変えることはない。変わるとしたら大人しくなって、逃げ出そうとしなくなるぐらいだ。
ペットに嫌われる
ちゃんとした愛情を注いでいれば、ペットは飼い主を嫌わない。
避妊手術は自然なことではない
自然に任せて生まれてきた子犬たちに親犬と同様の愛情を注ぎ、面倒をみられないのであれば、”自然”を言い訳にしてはいけない。
むしろ繁殖させたい
シェルターで保護される犬の4匹に1匹は純粋な血統だ。繁殖させたいと思ったところで、新しい飼い主が見つからないことも多い。
ペットが若すぎるから
避妊手術は生後2カ月までに受けると、がんの危険性がぐっと下がる。
お金がない
避妊手術を無料で提供している団体もある。また、ペットは病気になるとお金がかかるもの。避妊手術が払えないような状況で、ペットの生命に責任が持てるのだろうか?
他にも「人に指図されたくないから、避妊手術を受けさせない」という、信じられない言い訳をする人もいるのだとか。
去勢手術を受けていない犬は、パートナーを探して家を飛び出し、保健所に保護されたり、車にひかれたりすることもある。
犬を大切に思うのならば、避妊手術はかならず受けさせよう。