京都新聞より
ペット霊園の設置を規制する条例制定に向け、京都市は1日、市ペット霊園対策検討審議会(会長・槇村久子京都女子大客員教授)の初会合を中京区で開いた。ペットの埋葬や火葬は法規制がなく、全国的に業者と住民がトラブルになるケースが出ていることから、新たなルールづくりに乗り出す。
初会合では、ペット霊園整備を許認可制にして近隣住民への事前説明会の開催を義務付けたり、住居から一定の距離を取るよう求めるなどの規制が設けられている他都市の条例を市側が説明。市の条例案でも、ペット用の墓や納骨堂、火葬施設などの立地規制や許可申請前の住民説明会などの手続きを定めていく方向が示された。
委員からは「霊園を数年で放棄しないよう、事業者の継続性も担保していく必要がある」などの意見が出た。審議会は年内に答申をまとめ、市は来年2月の市議会に条例案を提案する予定。