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Channel: 動物との共存を目指して
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資生堂、実験動物用いない皮膚アレルギー性試験の特許使用を無償化

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日刊工業新聞より
 
 
 
 
資生堂は実験動物を使わずにヒト由来の培養細胞で化学物質のアレルギー性を調べる皮膚感作性試験代替法「エイチクラット」の特許使用を無償化した。2015年の経済協力開発機構(OECD)のテストガイドライン化決定と収載を目指し、普及拡大を図る。
 
 
エイチクラットは花王と共同開発した方法。マウスを用いた動物実験と同程度の精度で、サンプル量を20―30分の1、コストを50分の1、時間を14分の1に抑えられる。
 
 
皮膚感作性試験では皮膚に付着した化学物質を体が異物と認識し、次に接触した場合に皮膚アレルギーが起きるかどうかを調べる。従来はモルモットかマウスを用いた試験が実施されていたが、動物愛護の観点からふさわしくないとの批判が出ている。
 
 
資生堂は13年2月に社内外での動物実験の全面廃止を決定。欧州連合(EU)で13年から動物実験を行った原料を含む化粧品が販売できなくなったことなどに対応し、マンダムやコーセーなどでも動物実験廃止に向けた取り組みを進めている。

 

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