読売オンラインより
- 犬や猫の命を守るためのルールやマナーを紹介する動画を、県が作成した。「小さないのちの方程式~だれでも出来る。いろんなカタチの動物愛護~」のタイトルで、インターネットで公開している。県内では多くの犬や猫が保健所に引き取られ、犬が処分される割合は、全国で最も高い水準にある。その改善策の一環だ。(中筋夏樹)
動画は12分間。冒頭で、保健所に収容された小型犬に新たな飼い主が見つかったケースを紹介。「実はこのような犬は、ごくわずかです」として、2012年度に保健所へ引き取られたうち、92・5%が処分された実態を説明する。
続いて、2人の子供が、動物愛護の精神を広める「アイセンセイ」から、小さな命を守るポイントを教わるアニメが展開する。首輪のほかに迷子札もつけ、しつけを徹底。ペットの老いや病気に備え、繁殖を望まない場合は不妊・去勢手術を受けさせることなどを訴える内容だ。
保健所に収容された犬や猫を引き受けることができることも紹介。動物を捨てたり傷つけたりした場合の罰則が強化されたことにもふれ、「小さな命に愛や思いやりを。動物にやさしい社会は、人にとってもやさしいはず」と締めくくる。
県によると、県内の家庭の25%が犬を、12%が猫を飼っているという。
担当者は「子供から大人まで学べるように工夫した。保健所で処分される命をどうすれば減らせるか。家族や周囲の人と考えるきっかけにしてほしい」と話している。
貸し出し用のDVDもある。問い合わせは県生活衛生課(087・832・3179)。
◇13年度4450匹処分
県によると、2013年度に県と高松市の保健所へ引き取られた犬や猫は4720匹(犬2592匹、猫2128匹)。飼い主へ戻されたり、別の人へ譲渡されたりしたほか、4450匹が処分された。犬の処分率は91%で、全国平均(47%)を上回り、3年連続でワーストという。
多くは迷子や野良犬・野良猫だが、飼い主が持ち込む場合もあり、223匹に上った。持ち込む理由は▽飼い主の健康悪化▽かみ癖などの問題行動を改善できない――が多いという。
保健所に引き取られると条例上、早ければ4日後に処分される。全国では譲渡が盛んな地域もあり、環境省の集計では、岡山県は3割を超え、犬に限ると5割以上。香川県では、計177匹(4%)だった。
香川は気候が温暖で、野良犬、野良猫が比較的多く、処分数を押し上げている。特に猫は繁殖力が強く、単純計算では、雌1匹が3年後には2000匹以上になるという。県の担当者は「野良猫に餌を与えるなら、きちんと飼ってあげて」と訴える。
県は14年度からの10年計画で、引き取り数を04年度の4分の1(約1900匹)に減らし、譲渡数は現状の2倍にする数値目標を掲げている。実現に向け、啓発や、犬や猫を預かって譲渡を進めるための拠点施設「動物愛護センター」を、高松市と設置する方針だ。
◇首輪+迷子札/しつけ怠らない 【動画のポイント】
・首輪だけでは飼い主がわからない。連絡先を書いた迷子札もつける
・ペットがいなくなったら、すぐに捜す。見つからなければ保健所や警察に問い合わせる。保健所が引き取った犬や猫については「迷い犬・迷い猫情報」として県や高松市のサイトで紹介している
・しつけを怠らない。かみ癖や無駄ぼえを放っておくと、飼うのが難しくなる。困ったときは訓練所や動物病院に相談を
・きちんとしつけておけば、災害時の避難先でも安心。ペットの避難グッズも用意する
・老いや病気に備え、医療費や介護についても考えておく
・子犬や子猫を望まないなら、不妊・去勢手術を行う
・野良猫への餌やりは、不幸な猫を増やすことにつながる
転載以上~
関連動画
昨年9月作成のものです。
小さないのちの方程式~だれでも出来る。いろんなカタチの動物愛護~《香川県》
2014/09/23 に公開
『人と動物との調和のとれた共生社会づくり』を目指して
動物は、私たちの生活を様々なかたちで豊かにしてくれる、かけがえのない存在です。
しかし私たちの住む香川県では、平成24年度の一年間に4,250頭の犬や猫が保健所 に引き取られ、4,057頭もの命が『殺処分』という形で失われました。
「殺処分」される割合は犬で92.5%、猫で98.9%。香川県ではなぜこんなことが 起きているのでしょうか。
動物といっしょに暮らすことは、その命をあずかることです。そのためのルールやマナー を知り、みんなで考えましょう。
動物は、私たちの生活を様々なかたちで豊かにしてくれる、かけがえのない存在です。
しかし私たちの住む香川県では、平成24年度の一年間に4,250頭の犬や猫が保健所 に引き取られ、4,057頭もの命が『殺処分』という形で失われました。
「殺処分」される割合は犬で92.5%、猫で98.9%。香川県ではなぜこんなことが 起きているのでしょうか。
動物といっしょに暮らすことは、その命をあずかることです。そのためのルールやマナー を知り、みんなで考えましょう。
動物愛護啓発CM《香川県》
★最後の
ですが・・・・
京都府では餌やり禁止条例
が出されましたが
今回の餌やり禁止条例については、
餌やりそのものへの偏見につながり、
せっかく前進しはじめた地域猫の普及とは
逆行していくものだということで多くの愛護家さんたちが
ご意見ハブコメでの反対を訴えていました。
このパブコメは数日前で締め切られています。
きちんと子犬や子猫を望まないなら、不妊・去勢手術を行た上での
その地域の秩序を守りながらの餌やりを。