nekonekoさんより
AM 11:00 富岡町 ~ 楢葉町
昨日は、犬猫救済の輪のがんさん、CAPINのm博士、自分の三人で富岡周辺のTNR。
AM9時頃から各エリアにかけた捕獲器は9台。 捕獲器の回収は午後3時頃の予定です。
捕獲器回収と給餌開始まで時間があるので、三人で津波の被害にあった地区に行ってみました。
まだ命を繋いでいる子達がいないか、最近自分がよく廻っている福島第2原発付近の地区です。
この日もこの海岸は波が荒い・・・ 打ち寄せる大きな波の音に恐怖を感じます。
海岸に残る車の残骸、流された多くの家、一階が流され二階だけ残った家・・・
ここは、2011年3月11日あの日のまま。
震災だけなら早い段階で復興に進める。 しかし原発が問題をおこすとこういうことになる。
大地震、巨大津波、そして原発事故・・・ 戦争や紛争以外でこんな悲惨なとこは福島にしかない。
福島を3年レベルで風化させては絶対にいけないと思う。
波の打ち寄せ方が大きくなってきたので、危険を感じ帰ろうとしたその時・・・
先程三人で上っていた壊れた堤防が波にのまれました。
あと1~2分あそこにいたら・・・
「愛護団体の男性三人が波にのまれて行方不明」 なんてことに。
そして、捕獲器に入った猫ちゃん達は三匹。
PM 2:00 給餌、捕獲器回収開始。
楢葉町では、CAPINシェルター卒業生のモンブラン君似の子が入りました。
白とベージュ柄のおとなしそうな成猫ちゃん。
※ 富岡モンブラン君は里親会でとてもいい里親さんが決まり、現在は茨城県守谷市で幸せに暮しています。
この子は飼われていた可能性ありますね。
楢葉町、北田、天神スポーツ公園付近の元住民の方で、この猫ちゃんお心当たりの方いらっしゃいませんか?
大熊町 大川原付近。
富岡町 上手岡 ひまわり会近く
PM 4:00 楢葉拠点
保護した三匹ちゃんは、がんさんが川崎のTNR病院に搬送。 (いつもお疲れさまです!)
その後は結さんにお任せします。 (結さんもいつも本当にありがとうございます!)
ごめんね~みんな、これで故郷にも家族猫達ともお別れになるかもしれないけど・・・
許してね。
ここにいたら今後継続してご飯食べることが出来なくなるかもしれなし、厳しい冬もやってくるんだよ。
それにしても福島の活動、どうしたら多くの方が参加してくれるようになるんだろう?
多くの子を救うには多くの人達の力が必要。
一般的な動物愛護はこれから日本でもどんどん進むんだと思う。 それが先進国の当たり前の流れだから。
多くの若い方も動き出している。
しかし人のいない福島の動物活動はどんどん風化してきている。 多くの子はいまだ取り残されているのに・・・
あの子達をこのまま見捨てるなんて出来るわけがない。
CAPIN猫の里親会 IN 亀有
CAPIN猫の里親会 IN 亀有(飼主のいない猫の里親探し) 1月19日(日) PM1時~4時。
会場 千代田線(常磐線)亀有駅北口出て徒歩数十秒。 みずほ銀行並びTSビル2階。
亀有譲渡会は室内開催なので、ゆっくり猫ちゃん達とふれあうことも出来ます。
(福島の被災猫ちゃんも参加する場合あり)
東京都内、葛飾区 足立区 江戸川区 三郷市 八潮市 松戸市 柏市 綾瀬 北千住 金町 青戸 近隣地域の皆様、全国の皆様、譲渡会宣伝等もよろしくお願い致します。
会場に支援物資や差し入れ(笑)も大歓迎!
CAPINシェルターで里親さんを待っているワンちゃんネコちゃん達 http://capin.jimdo.com/
※ ミニバザー、ミニ写真展(原発地域の動物たち)も同時開催予定。
富岡救援隊 (置き去り動物給餌給水)
警戒区域が部分的に解除された富岡町。
しかし警戒区域が解除されたといっても、既に住民は遠のきインフラ整備は皆無。 宿泊も規制。
町は地震で壊滅的。 3・11あの日のまま。
しかし警戒区域が解除されたといっても、既に住民は遠のきインフラ整備は皆無。 宿泊も規制。
町は地震で壊滅的。 3・11あの日のまま。
原発と言う人間の都合で置き去りにされた動物達の多くは死んで行ってしまいましたが、日々餓えと闘いながら頑張って生き抜いている子達もいます。
南極物語のタロとジロのように。
そんな子達の少しでも力になれればいいと思い、富岡町の給餌活動を開始しました。
富岡町、その周辺の給餌給水、TNR搬送等、協力希望の方はご連絡ください。
とくに、富岡町、広野町、楢葉町、郡山市、いわき市、大熊町、双葉町、浪江町・・・ 北茨城、水戸周辺の皆様、よろしくお願い致します。
土曜 AM 8:30 楢葉拠点集合 月1回でも助かります。
お問い合わせ メールフォーム
支援物資等も犬猫救済の輪様で募っています。
「猫之介道中記 しま次郎に捧ぐ・・・ 原発被災者による真実の記憶」
「――しま次郎、キミは、いまどこにいるのだろうか?――
震災が壊してしまった愛猫との穏やかな生活。
震災が壊してしまった愛猫との穏やかな生活。
そこから見えてくる人間の非情さ、脆さ、そして優しさ。
傷つき、絶望し、多くのものを失った著者が、その真実の傷跡を綴る。」
富岡町の猫之介さんが本を出版されました。
原発事故以降、いまだ再会することが出来ない猫のしま次郎君に捧げられています。
福島を三年程度で風化させたくない。 福島の苦しみや悲しみは何も終わっていないんです。
多くの方に読んでもらいたい一冊。 アマゾン等で購入出来ますので是非。