毎日新聞より
札幌市動物管理センターは、2014年度、市内で収容した犬の殺処分数が統計を取り始めた1972年度以降、初めてゼロになったと発表した。改正動物愛護管理法の施行で自治体が業者からの引き取りを拒否できるようになったことや、動物愛護団体との連携強化で新しい飼い主への譲渡が進んだことが理由。市民の動物愛護意識も高まっているという。
同センターによると、昨年度、収容した犬は301匹で、うち293匹が引き取られた。残りは病死など。
◇猫も最少534匹
一方、猫の殺処分数もボランティアなどへの譲渡が進んだことから過去最少の534匹になった。ただ、保護した時点で感染症にかかっているため安楽死させるしかない猫も多いという。同センターは「ペットは、みとるまで飼ってほしい」としている。
【高野玲央奈】