阪神・淡路大震災発生から20年目の今年、ICACKOBE阪神・淡路大震災 20年記念大会実行委員会主催による「第4回神戸全ての生き物のケアを考 える国際会議2015(ICACKOBE2015)ー阪神・淡路大震災20年記念大会 OneWorld,OneLifeー」が、7月19日(日)と20日(月・祝)に、神戸大学統合 研究拠点(国際会議)と神戸ポートピアホテル(レセプション)で開催される。
同会議のスローガンは、「お互いの存在に『感謝』し、生ある限りは『幸せ』 に暮らすこと。それが、いのちに対する『責任』である。」。大きな災害は、 すべての生きものの平凡な日常がどれだけもろく、また大切で守らなければ ならないものかを教えてくれた。しかし、生きものを襲う危機は災害だけでなく、 老いや疾病、事故や戦争、貧困と、さまざまな要因がある。
そのような状況をうけ、この会議はより良いケアや生息環境の保全を目指 すための情報交換や、新技術の創出などを議論することにより、人を含む 世界中の動物の福祉を向上させることで、我々人間が果たしうる責任を広く 社会に示し、幸福な人と動物との共生を更に前進させることを目的とし、 開催される。
基調シンポジウム「阪神・淡路大震災の経験を人と動物の幸せな未来へ ー護るべき大切な日常とは? 」は、7月19日(日)午前10時より位田 隆一氏 (京都大学 名誉教授/同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科 特別客員教授/同志社大学生命倫理ガバナンス研究センター長/公益財 団法人 国際高等研究所 副所長)を座長にスタートする。
そのほか、同日午後14時30分からは分科シンポジウム1.「同行避難~これ からの人と動物の緊急災害時」、20日(月)午前10時からはシンポジウム2 「最近問題となった人と動物の共通感染症」など、さまざまなプログラムが用意 されている。詳細は公式ウェブサイトで確認を。同会議への参加料は無料だが 、参加には事前登録が必要となる。 |