産経ニュースより
バレンタインデー、チョコに注意!
2014.1.31 09:03
もうすぐバレンタインデーですね。皆さま、チョコレートの準備はお済みでしょうか。
2月は日本のチョコレートの消費量が年間で最も多くなります。そこで気をつけたいのがチョコレート中毒。アニコムのペット保険の請求(昨年度調査)でも、チョコレート中毒は2月に最も多く発生しています。
犬や猫にはチョコレートは有害です。チョコレートのカカオに含まれるテオブロミンという成分が作用し、嘔吐(おうと)や下痢などの消化器症状、震えやけいれんなどの神経症状を引き起こし、最悪の場合には死に至ります。
また、チョコレートの種類によって症状が異なり、カカオの濃度が高い方が中毒症状も強く出るため、ダークやビターなどのチョコは特に気をつける必要があります。犬の体重と食べてしまった量で危険度を予測できます。万一、誤飲が起きてしまったら、チョコレートの種類と量を確認し、チョコレートのパッケージなどを持って早めに動物病院に連れて行きましょう。体内に吸収される前に動物病院で処置することで中毒症状を抑えることができます。
せっかくのバレンタイン、悲しい事故が起こらないように気をつけてください。
(アニコム損保 獣医師 井上舞)