毎日新聞より
トドによる漁業被害の急増を受けて、北海道の19漁協でつくる道日本海沿岸漁業振興会議は1日、国に被害対策を求める初の緊急集会を開いた。漁業関係者ら100人以上が参加した。各漁協は「もはや自然災害だ」などと悲痛な声を上げ、駆除の拡大や所得補償制度などを求めた。
トドは毎年10~6月、ロシア極東から南下し日本海側や根室海峡などに滞留する。年間4700~8000頭と推計され「ここ20年で1.5倍になったとみられる」(道漁連)。
トドが刺し網やロープを破ったり、網にかかった魚を食べたりするケースが続出。道などによると、被害額は1990年度で5億6800万円だったが、年々増加し92年度以降は10億円台に達した。2012年度は16億1235万円で過去最悪となった。道内の海獣による漁業被害額の約7割をトドが占め、地域別では日本海とオホーツク海側、根室海峡に集中している。
ただ、トドは環境省の準絶滅危惧種に指定されているため、国は駆除数に上限を設けており、13年度の道内の駆除枠は253頭にとどまる。
集会では、北るもい漁協(羽幌町)の幹部がトドによる漁具の破損により休漁を余儀なくされているとし、「実際の被害額ははるかに多い。休漁は断腸の思い。管内の刺し網漁は瀕死(ひんし)の状態だ」などと訴えた。
集会に出席した水産庁の長谷成人・増殖推進部長は「駆除には科学的な根拠が必要。トドの数は増えており、駆除数の見直しをスピーディーに行いたい」と述べた。
トドが刺し網やロープを破ったり、網にかかった魚を食べたりするケースが続出。道などによると、被害額は1990年度で5億6800万円だったが、年々増加し92年度以降は10億円台に達した。2012年度は16億1235万円で過去最悪となった。道内の海獣による漁業被害額の約7割をトドが占め、地域別では日本海とオホーツク海側、根室海峡に集中している。
ただ、トドは環境省の準絶滅危惧種に指定されているため、国は駆除数に上限を設けており、13年度の道内の駆除枠は253頭にとどまる。
集会では、北るもい漁協(羽幌町)の幹部がトドによる漁具の破損により休漁を余儀なくされているとし、「実際の被害額ははるかに多い。休漁は断腸の思い。管内の刺し網漁は瀕死(ひんし)の状態だ」などと訴えた。
集会に出席した水産庁の長谷成人・増殖推進部長は「駆除には科学的な根拠が必要。トドの数は増えており、駆除数の見直しをスピーディーに行いたい」と述べた。
【円谷美晶】
★こちらもですね・・・
トドがなぜふえているのか調べていただきたいですね。
でも、駆除は免れないのでしょうか?
こういう話題ばかりでぞっとします。