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善意の輪 犬70匹救う

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読売オンラインより
 
 
 
 
残された犬を抱き、人々の善意に感謝する豊嶋さん(左)と行部さん(真庭市で)
 
 
 
 
<ブリーダー死去殺処分可能性も 新飼い主次々決まる>
 
 
 
真庭市内で犬約70匹を飼育していた女性ブリーダーが、今月6日に病死した。後継者がおらず、残された犬の今後が心配されたが、口コミやツイッターを通じて飼育希望者が現れ、21日までにすべて引き取り手が決まった。犬は殺処分を免れ、長年世話をしてきた従業員2人は「善意の輪が広がった」と引き取ってくれた人々に感謝している。
 
 
引き取りを呼びかけたのは、2005年から勤務している豊嶋美奈子さん(72)と行部(ゆくべ)靖恵さん(70)。ブリーダーの多羅尾(たらお)則子さん(55)は、自宅に隣接した建物でコーギーやプードル、チワワ、コリーなど十数種を飼育。しかし、2~3年前から病気で入退院を繰り返し、市内の病院で亡くなった。
 
 
多羅尾さんは最後の入院を前にした6月下旬、豊嶋さんらに「希望者に犬をあげて」と依頼。2人は知り合いの同市久世、電機店経営長谷部誠治さん(56)に相談し、長谷部さんが知人約10人に伝えたところ、口コミで窮状が次々と広がっていった。
 さらに、「経営者が亡くなった。引き取り手がないと犬たちが殺処分される」との書き込みが、ツイッターやフェイスブックで広がり、今月11日から飼育希望者が殺到。同市内のほか、県南部や鳥取、兵庫両県からも訪れたという。
 
 
トイプードルを引き取った同市勝山、主婦宮崎かよ子さん(56)は「生まれてきた命を救いたかった」と話し、シバ犬2匹を育てることにした津山市南方中、運送業山本勉さん(62)は「すべて引き取られて本当に良かった」とほっとした表情。豊嶋さんと行部さんは「多くの人が温かい手を差し伸べてくれて感無量。すべての犬に幸せになってほしい」と話している。
 
 
 
 
 
 

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