福島民友新聞より
3月5日(水)11時45分配信
東京電力福島第1原発事故で全村避難が続く飯舘村は4日、帰還困難区域の長泥地区を除く避難指示解除準備、居住制限区域の19行政区について、2016(平成28)年3月を避難指示解除の目標とする村の考えを示した。村議会、住民説明会での協議を経て決定する方針。国と協議する正式な解除見通し設定は、生活環境周辺の除染に見通しが付く今年秋に判断したいとした。
同日答申された村復興計画案に村の考えを盛り込んだ。村はこれまで、来年春から夏をめどに帰還の方向性を示すとしていた。菅野典雄村長は「一日も早く生活見通しを立てるため、村民からの要望もあった。前倒しして目安を示すべき」と説明。具体的な目標を示すのは初めてという。
福島民友新聞社