野生のクマが出没し、捕獲された裾野市須山の別荘地で7日までに、クマの目撃情報が再び寄せられた。市などが5日に捕獲し、市内の山中に放した同じクマとみられ、市などが再度捕獲に乗り出した。
市によると、クマは6日午後4時ごろ、別荘地付近で複数の住民が目撃した。民家の敷地内や道路を横切っていったという。巡回中の裾野署員も姿を確認した。特徴から5日に捕獲した同じクマの可能性が高い。
5日に捕獲したのは体長75センチ、体重50キロのツキノワグマ。富士地域のツキノワグマは県の絶滅危惧種に指定されているため、市は捕獲後、別荘地から約7キロ離れた富士山麓に放した。
市などは6日午後、捕獲用のおりを別荘地内に設置し、パトロールを強化している。住民には餌になるゴミなどを屋外に置かないよう呼び掛けている。
市の担当者は「人里の餌の味を覚えてしまったのかもしれない。
捕まえた場合は、関係機関と放す場所を再検討したい」と話した。
静岡新聞社
★放して頂けるんですね、良かったです。
ありがたい対応でほっとしました。