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【あんしん!ペットライフ】(75)ペットが医療費抑制の救世主?

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産経ニュースより
 
 
 
 
少子高齢化を背景に、日本の医療費は年々増加の一途です。でも、ペットを飼うことで国民医療費の抑制ができるかもしれません。
 
 
英国のセント・アンドルーズ大が高齢者を対象に行った研究によると、犬を飼っている人はそうでない人に比べ、心身ともに健康的だと分かったそうです。
 
 
「犬が人間に与える影響」は、古くから研究が重ねられています。例えば、「身体年齢が10歳近く若くなる」「心臓病や脳卒中のリスク低減」「鬱病になりにくい」といった報告です。
 
 
理由の一つには「適度な運動」が考えられ、犬の散歩は少なからず人の健康にも貢献しているようです。
 
 
また、精神的にも多くのポジティブな影響があるとされ、アニマル・セラピーといって高齢者施設などで活躍する犬もいます。ペットがいる家庭では「夫婦や家族の会話が増える」「ご近所との付き合いが広がる」「帰宅時に癒やしを与えてくれる」といった効果を感じる方も多いのではないでしょうか。
 
 
もともと元気な人がペットを飼う傾向があるのかもしれません。ただ、いずれにしても適度な運動とポジティブな気持ちが、結果的に病気のリスクを減少させる可能性がありそうです。
 
 
医療費の抑制に、ペットが救世主になる日が来るかもしれません。
 
 
一方、中には自分の病院の予約をキャンセルして、ペットの体調を心配し動物病院を受診される飼い主さんもいます。
 
 
どうぞ、ご自身の体調管理もお忘れなく。家族みんなで「あんしん!ペットライフ」を楽しみましょう。(アニコム損保 獣医師 小川篤志)

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