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Channel: 動物との共存を目指して
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【2月1日の活動報告】必ず迎えにくるから・・・   ディア・ママ さんより

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ディア・ママ さんより
 
 
 
 
今週末は、2月2日(日)を予定していたのだけど、インフルエンザに感染した可能性が出てきてしまったので・・・
もし明日発症してしまったら福島に行けない。
そんな事なんてできやしない。
と、言うことで、急きょ1日(土)に未明に福島に向かいました。

そんなこともあり、出発前の物資積み込みのお手伝いを誰にもお願いできず(涙)

 

今回も皆さまから託していただきました「美味しいご飯」を満載で出発いたしました!
いつもいつも温かいご支援と応援をありがとうございます!!


 
ところで、震災直後によく耳にした「警戒区域」、「30キロ圏内」。
その後閉鎖エリアが縮小して「20キロ圏内」、また縮小して「帰還困難区域」・・・
どこまでが閉鎖されていて、どこまでが居住OKになったのか?
福島に関わりない方には「何が何だか?」 ではないでしょうか?

 
現在、避難指示区域には、「帰還困難区域」「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」の3種類があります。

帰還困難区域:「5年間を経過してもなお、年間積算線量が20ミリシーベルトを下回らないおそれのある、現時点で年間積算線量が50ミリシーベルト超の地域」であり、引き続き避難が継続される。この区域では、住民の一時立入りの際、スクリーニングを確実に実施し個人線量管理や防護装備の着用を徹底することとしている。

居住制限区域:「年間積算線量が20ミリシーベルトを超えるおそれがあり、住民の被ばく線量を低減する観点から引き続き避難の継続を求める地域」であり、帰還に数年以上を要するとみられる区域として計画的避難区域と同様な運用が実施される。この区域では、住民の一時帰宅(宿泊禁止)、通過交通、インフラ復旧など公共目的の立入りは認められている。

避難指示解除準備区域:早期帰還を目指す「年間積算線量が20ミリシーベルト以下となることが確実であることが確認された地域」であり、主要道路における通過交通、住民の一時帰宅(宿泊禁止)は柔軟に認められている。また、一時的な立入りの際には、スクリーニングや線量管理などの防護措置は原則不要となっている。


こちらは避難指示区域の概念図。レッドが帰還困難、オレンジが居住制限、グリーンが避難指示解除準備区域。(画像は経済産業省のHPより)


 



常磐道の「広野インター」を降り北上すると、長閑な田舎町が続きます。
しかし、そこには他の町にはない物資とえも言えぬ空気が漂っています。

福島第一原発がまだ暴れているのに除染しても意味あるのか?



 
町中、山道、いたる所に「汚染物資の袋」の山が。


初期の「線量計」。ここ一年電源が入っていないモノも出てきました。


今年に入ってからお目見えした「新型・線量計」。
子どもたちが通っていないとは言え「保育所」の前に設置する無神経さに言葉を失いました。


解除エリアには、除染作業や一時帰宅された人達用に「簡易トイレ」が設置されています。



 
今回は、ほぼ全ての給餌ポイントの「ご飯」がカラになっていました。
"あの子達(被災動物)"は、いつから「ご飯」を口にしていないのか?
いつから寒さと空腹で震えていたのか?

 

皆さまから託していただいた「美味しいご飯」を補充していきます。

給餌日だけの「ご馳走」も温めて持参しました。

 


震災後すぐに閉鎖されてしまった「旧・警戒区域」に残された"あの子達"は、無人の町に長くいたせいで警戒心が強くなってしまっています。
そのせいか、なかなか姿を現してくれません。

 
しかし、今回、給餌ポイントに猫さんが現れてくれました!

インフルエンザ感染疑惑があり発熱していたので、とあるポイントで休憩し熱を計っていました。
車のエンジンを止め、ボッーとして。
ふと何かが動いた気配を感じそちらを見ると・・・猫さんが!

 


 
「保護してあげたい」


 
なかなか出会えない子達です。
次に会える保証がない、生きていける保証がない、そんな環境にいる子です。


 
「保護してあげたい」


 
しかし、現在保護枠がありません。

 
シェルターがないので、「フォスターホーム(預かりさん)」に保護っ子をお願いしていますが、現在その「フォスターホームさん」が不足しています。


隔離期間に預かりをしてくださっている「Kさん」にも、これ以上負担はかけられません。

 
また、汚染物資貯蔵のために国有化されると噂されているエリアの子達の保護を優先しにくてはなりません


 
「ごめんなさい」
「必ず迎えにくるから・・・もうしばらく、ここで頑張って生きて」


 
やっと会えたのに、そんな言葉しかかけてあげられませんでした。

 
皆さまにお願いがございます。

 
「里親さん」になれなくても、「フォスターホーム(預かりさん)」なら出来るという方いらっしゃいませんか?
お預かりしていただける方がいらっしゃいましたら「福島被災動物レスキューRAIF」までご連絡をください。
無人の町で「恐怖」と「不安」と「飢え」と「渇き」に耐え必死に生きてきた"あの子達"を、優しい家庭の温もりで癒していただけませんか?
"あの子達"を救うためのボランティア活動に参加していただけませんか?
どうかご協力をお願い申し上げます。


 
圏内を移動中にも猫さんに会いました。

 


 
長毛の綺麗な猫さんでしたが、痩せていました。
車を停め、給餌日だけの「オヤツ」こと「焼カツオ」をあげようと近づくと・・・

 


走って逃げてしまいましたが草むらからこちらの様子を窺っていました。
警戒はしていますが人間を知っているように感じました。
この道は何度もとおっていますが、この子に会ったのは初めてです。

 


「保護してあげたい」

「"あの子達"が、元気なうちに保護してあげたい」

「私が力尽きる前に、保護してあげたい」





あと1か月で、東日本大震災から丸3年となります。

福島原発事故から4年目を迎えようかとしています。

国が見捨てた「命」。

「2~3日で帰れるから」と言われ信じて大切な家族を残して避難した住民の「心」。

いつになったら救われるのか・・・

何も終わっていない。

まだ何も始まっていない。

福島だけの問題ではない。

明日は我が身かもしれない。

その時に何を望んて何に希望を持つか、そんなことを考えこの活動を続けてきた。

この日は、己の無力さにただ悔し泣きし、福島を後にしました。

皆さま、どうか力を貸してください。

"あの子達"を救うために、ご協力をお願いいたします!




【救護活動のご支援応援について】
まだまだ救出を待っている"あの子達"が沢山います。
出来ましたら、"あの子達"のために温かい応援ご支援をお願いいたします。
「里親様」、「預かり様」、「活動支援 (物資または資金)」などについては、コチラをご覧ください。

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