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Channel: 動物との共存を目指して
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NHK for school 道徳ドキュメント [2014年度] ペットの命はだれのもの?

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どこの学校でもこんな教材を取り入れて、動物たちの置かれている現状について、命について、考えてほしいです。子どもの頃から、命を尊ぶ教育を!
 
 
NHK for schoolサイトからです。 ももこひめさんより
アップ動画が見られます。   

 
 

道徳ドキュメント [道徳]
[2014年度 第1回] ペットの命はだれのもの? ~キミならどうする?~ 放送日:4月11日、18日

ペットの命はだれのもの?

27万頭以上の犬や猫が「殺処分」されるなか、一つでも多くの命を救おうと活動するNPOがある。しかしすべての命を救うことはできない。苦悩の日々が続く。



オープニング
オープニング
オープニングタイトル

オープニング
scene 01 毎日うばわれている命
犬やネコはかなり昔から人といっしょにくらしてきたといわれています。みなさんのなかにも、「ペットの犬やネコは、かけがえのない家族の一員だ」という人がいることでしょう。しかし、日本各地で毎日のように犬やネコが殺されているのも事実です。その数は年間27万頭以上(2008年度)。どうしてこんなにかわいい動物の命がうばわれているのでしょうか。


オープニング
scene 02 6日目の「殺処分」
ある施設(しせつ)に運ばれてきたたくさんの動物。飼い主のわからない犬やネコです。飼うことができなくなったからと持ちこまれるものもいます。犬たちは、まずいちばん手前の部屋に入れられます。そして毎朝、となりの部屋に移されていきます。5番目が最後の部屋。6日目にはステンレスの巨大な箱に移され、炭酸ガスによる窒息(ちっそく)死、つまり「殺処分(さつしょぶん)」されます。元の飼い主か、新たな引き取り手が現れなければ、犬たちに明日はありません。


オープニング
scene 03 処分したくて処分しているわけじゃない
ペットのネコを引き取ってほしいと連れてきた人がいました。すてネコを拾ってかわいがってきましたが、団地の規則がきびしくなり、飼えなくなってしまったのです。代わりに飼ってくれる人は見つからず、かといって、無責任にすてることもできません。係の人に手わたされるネコ。「ごめんね。許してね…」(飼い主)。別れはあっけないものでした。「わたしたちも処分(しょぶん)したくて処分しているわけではないんです。みなさんの協力があれば1ぴきでも処分をへらせるんじゃないかと思っています」。施設(しせつ)の人の言葉です。


オープニング
scene 04 なんとか動物たちを救えないか
「めんどうを見るのがいやになった」。「大きくなってかわいくなくなった」。そんな自分勝手な理由でペットをすてる人がいます。その一方で、飼い主の病気や引っこしなど、やむを得ない理由でペットを手放す人も、確かにいます。だからといって、命をうばってもいいのでしょうか。


オープニング
scene 05 新しい飼い主をさがす活動
動物たちをなんとかして救いたいと活動している人たちがいます。塩見まりえさんは、犬やネコのいる施設(しせつ)を、週に二日、必ずおとずれます。引き取り手がなく、このままでは殺されてしまう犬やネコを連れて帰ります。塩見さんが所属するNPO法人「犬と猫(ねこ)のためのライフボート」は、全国9か所の施設などから犬やネコをゆずり受け、新しい飼い主をさがす活動をしています。現在、およそ80頭の犬と300ぴきのネコが、新しい出会いを待っています。


オープニング
scene 06 7000頭以上を新しい飼い主に
ホームページなどを見て、犬やネコを引き取りたいという希望者が毎日のようにたずねてきます。「ペットショップで買うよりは、もらい手がなくなってしまった犬を飼いたいなと思って…。そのほうが助けられるし」(引き取り希望の人)。1頭の子犬が新しい家族として選ばれました。活動を始めて13年。一度は命の瀬戸際(せとぎわ)まで追いつめられた犬やネコ7000頭以上が、ここから新しい飼い主のもとへと送り出されてきました。


オープニング
scene 07 すべての命を救えるわけではない
1頭でも多く助けたいと考え、活動を続ける塩見さんたち。しかし、すべての命を救えるわけではありません。活動資金やスタッフの数、場所には限界があります。たとえば…、とても小さいうえに弱りきっている子ネコたち。新しいもらい手を見つけるのは無理だと判断せざるを得ません。大きくなった犬やネコもあきらめるしかありません。ほとんどの人が元気な子犬や子ネコをほしがるからです。連れて帰る犬やネコを“選ぶ”のは、塩見さんにとって、とてもつらいことです。


オープニング
scene 08 1頭ずつでも助けられれば…
この日は、3頭の犬と5ひきのネコを救うことができました。健康状態をチェックし、獣(じゅう)医師の指導にそって、病気の感染(かんせん)を防ぐ薬をあたえます。敷地(しきち)内にある動物病院で、すべての動物に、子どもが生まれないようにする手術を行います。望まれずに生まれてすてられてしまう子犬や子ネコをなくすためです。「“殺処分(さつしょぶん)ゼロ”はまだまだ遠い先の話ですが、毎日こうやって1頭ずつでももらわれていってくれれば、ちょっとは近づいたかなと…」


オープニング
scene 09 飼い主さがしの会
週末、飼い主さがしの会が開かれました。もらい手を待つ犬やネコを見に来た参加者に、塩見さんがよびかけます。「大きい種類だと30kg近くになります。どういう大きさになっても世話を続けられるか、飼い主さんの体力の問題をクリアできるかどうかを、必ず一度お考えいただきたいと思います」。新しい家族としてむかえられる犬やネコがいる一方で、今日も多くの命がすてられています。


オープニング
scene 10 救われるのも人間の都合
塩見さんたち「犬と猫(ねこ)のためのライフボート」の人たちの力で、新しい飼い主と結ばれ、幸せになった動物たち。でも救われるのは、飼い主が見つかりやすい、小さくてかわいい犬やネコがほとんど。つまり、“人間の都合”です。生きるのも、人間の都合。死ぬのも、人間の都合。本当にそれでいいのでしょうか。キミなら、どうする?


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